築100年古民家に出会って人生変わった話②

空き家探し 編

前回の続きを話していきます!(内覧編)

ちなみにここの空き家は持ち主さんと直接コンタクトをとって、自治体の人(仲介する方)はいませんでした。何件も空き家バンクを利用したのですが、初めてのケースでした!

ほとんどは自治体の方と空き家を見に行って、ここに決めたという段階で持ち主さんとご対面という形が多いのかなぁと思います。

購入するか分からないのに、初めましてで持ち主さんがいる中で内覧するのは結構ハードルが高い!と感じる反面、購入したいとなったときはメリットも多いのかなと思います。

家を見た時の第一印象「こんな立派な家、初めてだ」だったのですが、

家の中を見た時の第一印象は

「大切にされてる家だなぁ」

と感じました。

そしてこの家は高台になっていて、縁側から少し遠くですが海が見えます。

持ち主さんも、凄く素敵なご夫婦でした。

話を聞くと、ここの家は祖父の家で住んだことはないとのことでした。

7~8年前から空き家になり、それからは月1度庭の草刈りや、家の掃除、空気の入れ替えを欠かさずにしてきたけれど、遠方から通う大変さ、今後のことを考えて売りに出されたとお聞きしました。

1度も住まれたことないのに、月1回8年通えるって凄くないですか?

「こんな古い家だけど…」そう言われたので、

こんな素晴らしい家初めてです!

とお伝えしました。

一通り内覧を終えた後に、恐る恐る金額の話をしました。

持ち主さん「100万で如何でしょうか」

心の中で、えっいいんですか?と思いました。

お話を聞くと、何週間か前に購入直前までいった方がいて、その時に100万で決まっていたのですが契約直前でキャンセルになったらしいのです。

この巡り合わせは運命だと感じました。

8年も通って管理して、家にあった残置物が残ってはいるもののトラック何台分も処分されたようで、

そんなお金と労力を今までかけてきた家に、普通100万でって言えますか?

家購入で、大事なことは色々あると思うのですが(立地、災害の屋根の状態、雨漏りしてないか、シロアリ被害、家の傾き)、一番大事なのはフィーリングだと思うのです。

その場で買います!という気持ちをグッと抑えて、持ち帰ることにしたのですが、

後日電話で購入することをお伝えしました。

ご縁に恵まれ2022年10月、移住をすることができました。

この家がなければ、未だ移住してないかもしれません。そして、古民家の素晴らしさに気付いていないかも。

家族はもちろん、1つ1つの出会いに感謝を忘れずこの家を守っていけたらと思っています。

終わり。

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